2008年9月13日土曜日

七人の侍


黒澤明監督の最高傑作です。

勘兵衛(かんべえ)率いる、個性溢れる侍たちが、農民のため、盗賊から村を守るというあらすじです。

かなり前に観たことはあったのですが、最近改めてDVDで観ました。むかし観た印象と打って変わって、単なるエンターテイメントを越えた、人生の示唆に富んだ映画だと感じました。

ここで描かれる武士たちは、農民を守り、農民はその対価としては、武士に食べるものと寝床を提供します。

武士の中心的存在である、勘兵衛は、村を盗賊から守るため、戦略を立て、リーダーシップを発揮して仲間と農民を先導します。

それはみなが認める信頼感と技術力、実行力を備えた資質と、適確なマネジメントと高潔な人格が織り成す存在感。

なんとも考えさせられます。