2009年5月30日土曜日

最終目標

月1回のペースですが、うちのメンバ全員を集めて「会社組織としてのミッションを明確化する」ミーティングを行っています。これは、出発点として、
  • 組織は個人の集まりであり、各個人の価値観を尊重し合って仕事がしたい
  • 我々の存在理由、大切なもの、何のために働くか、将来どうなりたいか、を明確にすることで、毎日充実感を得たい
  • 考える過程でみんなの価値観を共有でき、その共通項を見出す作業が楽しい
  • 組織に浸透し活力となりうる理想を持つということを目標としたい

といった発想から始まっています。

このミーティングを通してメンバからはいろいろなヒントをもらいました。私が感じ取り、考えたことを整理したいと思います。

まず始めにDCTT(Dream Come True Tree)を使って、最終目標を頂点としたツリーを作ってみます。これは「想像を遥かに超えた自分になる」という超越の欲求を満足させるための具体的な目標でもあります。



私たちは、仕事を通して社会との接点を持ち、学び成長し、生きがいを感じ、生計を立ています。
これは「生きる」という人間本来の欲求そのものです。

仕事は組織としての活動の成果であり、その組織をより高みを望む仲間たちと広げていくことは楽しいことだと思います。
つまり、いい仕事をしたい、お客さんに評価されたい、利益を上げたい、これらすべての源流は、より高みを望む高潔な組織を作り上げることにあると思います。

そう考えると、私たちの組織が社会に対してどれだけ意味があるのか、あるいはどれだけの成果を上げることができるのか、この問いが、その組織に属するすべての人たちの関心事のはずです。

そして、組織は自分も含め家族、社員、株主、ビジネスパートナー、そしてお客さん、そこに関係するすべての人たちの有意義な人生のためにあります。
一方で、有意義な人生は、結婚であったり、お金であったり、時間であったり、健康であったり、さまざまな個人的要因を含んでいます。
このようなことを絵にすると上のようになります。最終目標は『有意義な人生のために』です。


次はこのツリーのそれぞれの行動(ノード)を目標(ルート)とする、言わば部分木に着目してDCTTを構築しようと思います。




2009年5月8日金曜日

超越の欲求

自己実現とは、ピラミッドで表現されたマズローの欲求階層の頂点に位置する欲求です。
人生において最も高い次元の欲求と言われています。自己実現の欲求は満たされれば満たされるほど大きな達成感と充実感、満足感が得られます。

自分が思い描いた夢や目標を実現させることができれば人生をより有意義に過ごすことができるということです。

人生は一度しかありません。やりたいことを目指そう、あるいは欲しいものを手にしようという生き方です。

これに異論はないのですが、この上に何かあるんじゃないかと日々考えていたら、はたと気がつきました。

天才的なプログラミング能力を持ち、必ず成功するプレゼン力と時間が湧き出るようなマネジメント術を身につけ、たぐいまれなリーダーシップを発揮しうなぎのぼりの業績を続け、それでいて愛する家族に囲まれた幸せな日々を過ごす理想的な人生。それは自己実現の欲求そのものです。

しかし、さらに上に「自分自身を開花させたい」という超越の欲求があると思うのです。
それは今の自分の能力、性格、生き方をも変革し、思い描いている以上の自分、過去と決別した自分、一味も二味も違う想像を遥かに超えた自分になる!という欲求です。

それは自己実現の先にあるものだと思います。


さて、それを手にするにはどうしたらよいのか。

また次回考えたいと思います。