2008年10月10日金曜日

PDCA

PDCAとは、戦後、日本の製造業の品質と生産性の向上を牽引したウォルター・シューハート、エドワード・デミングによって提唱された、業務における基本サイクルです。
これは、分野を問わず、日々の業務や品質管理の基礎として、広く知られている管理手法です。

次の4つの頭文字を取って「ピーデーシーエー」と読みます。

1. Plan (計画) これからどのように仕事を進めるか計画を立てます。

2. Do (実行) 計画に従って仕事をします。

3. Check(評価・確認)計画に対する進捗や成果を評価します。

4. Act (改善・処置) 計画/実行/評価の結果を分析し改善させます。

これは、より効果的な仕事の進め方を具体的に教えてくれます。P(計画)から順番に作業を進めて最後のA(改善)まで完了したら、次のPDCAにつなげます。P→D→C→A→P→D→C→A→P...この繰り返しを螺旋(スパイラル)を描くように、輪を広げていきます。まさに品質マネジメントシステムで要求される継続的改善の具体例です。

このPDCAは実は、全ての物事の根底に位置する考え方と言っても過言ではありません。

TODOリストは作業管理のためのツールですが、TODOリスト作成がP、実行でD、TODOの取消線でC、反省して改善がA。このPDCAサイクルを短くすれば、簡潔なTODOリストの効率的な消化が可能となり、その繰り返しが生産性向上につながります。

子育ては、妻との話し合いがP、子供への教育がD、子供の成長を確認してC、次の子作りがA。(子供の場合はこんなに理想的には進みませんが)

人生における成功への道は、目標を持つことがP、行動することがD、達成したかどうか判断するC、次の挑戦がA。これを繰り返せば必ず成功できます。(よし明日からやろう!)