2008年10月6日月曜日

人に任せる

ピノキオの良心であるコオロギのジミニーをご存知でしょうか?

ディズニーアニメの話です。ジミニーは紆余曲折のピノキオを木彫りの人形から本当の人間の子供へと変身させます。

僕はこの歳になって初めて「ピノキオ」をまともに観ました。人間のエゴの醜さ、良心の大切さ、謙虚さと誠実さがテーマですが、このジミニーの役どころは、人を育てることを教えてくれます。


人に仕事を頼んだり、任せたりすることは、ある意味むずかしいことです。

それは、自分より経験、能力の低い人間に教える時間があったら、自分でやったほうが早いと思えてしまうことに起因します。

任せてミスされたり、何度も教えたり、自分のやり方を教え込むのは大変だ、と考えることが多いのです。

しかし、ジミニーはピノキオの良心を育て、彼を信じています。言い換えれば、上司は部下のやる気を育て、信じてみるということです。

信じて任せて、失敗も寛大に受け止める、ということが大切なのではないでしょうか。いつか返してくれる、と。