2009年6月30日火曜日

ゴールはいつも始まり

うちのメンバが今年の春に行われた応用情報技術者試験に合格しました。

おめでとう!

これは本当に喜ばしいことです。この道を進む者としてなにより誇りになると自信を持って断言できます。

これは誰のおかげでもなくあなた自身が勝ち取った未来です。



こんな話があります。空手だか柔道だかで師匠に認められて黒帯を手にするときに、師匠が弟子に黒帯の意味を問いました。


師匠は言いました。「この黒帯を受け取る前にそなたの心境を聞かせてほしい」

弟子「いま最高の気持ちです。黒帯は言わば大いなる山を登りつめた証です」

すると師匠は「まだ黒帯を渡すわけにはいかない」と言い、弟子はさらに一年修行を積んだそうです。

翌年、さらに力を付けた弟子を前にして師匠が「今年こそ黒帯を渡そう。今の心境を聞かせてほしい」

すると、弟子は「黒帯は達成の象徴です。いま充実感でいっぱいです」と答えました。

師匠は再び「まだ黒帯を渡すわけにはいかない」と言い、弟子はまたさらに一年修行を積んだそうです。

翌年、さらに大きな力を付けた弟子を前にして師匠が「黒帯を渡そう。今の心境を聞かせてほしい」

すると、弟子は「まだこの道を究めてはおりません。まだまだやることがあります」と言いました。

師匠は「よくぞ悟った。ここから始まるのじゃ」と言って黒帯を渡したそうです。


ポイントは過去より現在、現在より未来を、ということです。

ゴールはいつも始まりなのです。