2009年1月20日火曜日

生産性の定義

見つけました!

『生産性とは目標に向かって会社を近づける、その行為そのものだ。』(ザ・ゴールより引用)

主人公のアレックスは38歳。ちょうど僕と同じです。すごい本です。500頁はあるのになんと1週間で読んでしまいました。読めば読むほど引き込まれ、電車のなか、仕事の合間、ベッドのなか、忙しいはずなのに、四六時中読みふけりました。これほど、今の自分に、企業とは、マネジメントとは、継続的改善とは、問題解決とは、品質とは、変革とは、を教えてくれるすばらしい示唆に富んだ本は久しぶりです。

この本では、工場という何百人が勤める場所で、ラインを動かし、製品を作っていく製造工程のマネジメントのあり方が描かれています。ボトルネック(制約条件)に対して理論的かつ意欲的に改善を行い、変革を促す熱意を持ち、生産性を高める具体的な思考プロセスが小説という形で書かれています。

僕はこの本は、いかにリーダーシップを発揮するか、その具体的な例を示していると感じました。

ここでは、仕事の種類を問わず、その仕事を成しえるための人としての能力を語っています。それは我々のやっているソフトウェアの開発現場でもまったく同じ課題があります。だからこんなに共感できたのでしょう。

お勧めです。