2009年9月16日水曜日

ビジョンの意味が分った

今というこの瞬間の行動がもたらす結果はすべて自分にめぐってくることを書いた3年後の世界

これは日々のすべての振る舞いが未来を作っているという意味である。

例えば、人とぶつかったときに感情に任せて反応するのではなく、ぐっとこらえて、その人との将来の関係を想像して、どうなりたいか、どうあるべきかに焦点を当てて今の行動を選ぶということである。

それはメールを書くとき、提案を持ちかけられたとき、大切なことを教えるとき、言動、姿勢、表情、態度、物腰、歩き方までも、今日着る服を選ぶのと同じように、ひとつひとつの行動や反応を選択するのである。
それはすべて3年後につながっている。

逆の言い方をすれば、成るようにしか成らないという刹那的な発想は捨てる。

3年後に照準を合わせて今を生きるのである。

そしてこの3年という月日はいつまでも縮まることはない。時間の経過と共に照準も移り変わるのである。


この考え方の利点は、成果はすぐに出さなければならないとか、問題は瞬時の判断で回避しなければならないとか、すぐに答えを出し、すぐに対処する、などなど、判断の早さが重視されがちな視点から逃れることができる。
すべては将来の姿を想像するという視点が重要なのである。これがビジョンである。

こう考えると心にゆとりが出てくる。日々急いだり焦ったりする必要はどこにもない。物事の真意をゆっくり考えればいいのだ。そして時間をかけて対処すればよい。ときには待ってもいい。時間はゆっくり流れているのだから。